女性ホルモンの分泌は、女性のライフサイクルと密接な関係があります。
女性として生まれた人間は、思春期を迎えて妊婦という性を引き受け、更年期で妊婦としての役割を終えますが、エストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンがこの流れを作り出しているのです。
小児期(0〜7歳)のうちは女性ホルモンの分泌量はごくわずかですが、初潮を迎える思春期(8〜19歳)の頃から急激に増えてきます。この頃に、男の子とたいした違いがなかった身体も、丸みをおびた女性らしいものにと変化していきます。
分泌量が急激に増えるとホルモンのバランスは不安定ですが、ホルモンのバランスが安定してくると、リズムが整い成熟していきます。

成熟期(20〜30代)になると、2大ホルモンの分泌がピークに達し、心身ともに女性であることをたっぷり堪能できる時期を迎えます。エストロゲンの恩恵を受けて、女性が一番美しく輝いて見える時期です。
この時期をムダにする過ごし方をするのはナンセンスです。
成熟期(40代頃)を過ぎると、卵巣機能が衰え始め、女性ホルモンはだんだんと減少していきます。ホルモン分泌量のゆるやかな下り坂が閉経へのプロセスです。
この時期が更年期ですが、訪れる時期や長さの個人差は非常に大きいです。
閉経後は、プロゲステロンの分泌は停止し、エストロゲンもごくわずかとなり、老年期(56歳〜)を迎えます。生殖機能は完全に停止し、肉体は老化を迎え、「妊婦」としての役割は終了となります。
老年期といえども、若々しく元気な心で楽しむ人も増えてきました。老いを前向きにとらえ、楽しむことも大切なことです。